ホタルの里に 生まれてよかった 渡辺小雪さん(三和小学校ホタル委員会委員長) 三和小では、ホタル委員会を中心にホタルの保護活動を進めています。「ホタル研究室でホタルの幼虫を育てたり、ネコギギを観察します。川掃除も行います。幼虫の成長に合わせた大きさのカワニナを探すことが難しいですね」とホタル委員会委員長の渡辺小雪さん。渡辺さんらは、夏休みも研究室の水盤の水を替えたり、えさを与えて幼虫を育てます。11月には「元気でね、幼虫くん」と声をかけて、川浦川へ幼虫を放流します。 今年も5月6日に幼虫の上陸観察会が行われました。「幼虫のかすかな光を見つけるとうれしいです」と渡辺さん。幼虫は土の中にまゆを作り、脱皮を繰り返してやがて成虫に。 渡辺さんが最も楽しみな季節は、ホタルが乱舞する6月。三和小の子供たちは毎晩ホタル観察に出かけます。「私たちの育てたホタルがきれいな光を放っているかと思うと感動します。大人になっても、ずっとホタルの里であってほしいな」渡辺さんはそんな願いを込めて、ホタル を育てています。 今年は、幼虫の上陸観察会で8匹の幼虫を確認。今年もホタルの乱舞が期待される。 |