子供たちの 自然の豊かな ふるさとを 伊藤麗子さん(主婦・三和町) 川浦川の自然を守るために、家庭ではどのような工夫をしているのでしょうか。「生活排水に野菜くずや食用廃油などを混ぜないようにしています」と主婦の伊藤さん。 伊藤さんは、ぼかしやコンポストを利用して生ごみを処理しています。市役所の補助金制度を利用してコンポストを購入しました。「生ごみは、ぼかしと一緒にバケツに入れたり、コンポストを利用してたい肥にします。ぼかしを利用すると悪臭もなくなり、畑のたい肥にもなるので一石二鳥ですね」と伊藤さん。また、台所の三角コーナーに目の細かいビニール袋を付け、野菜くずを流さないように気を付けています。 伊藤さんは、テンプラ油などの処理にもひと工夫。「昨年、婦人会で食用油から粉せっけんを作ることを知りました。この石っけんは、汚れもよく落ちますよ」伊藤さんは、これからも石っけんを作ろうと油をためています。鍋に残った油は、新聞紙できれいにふきとります。 「三和の子供たちは、一生懸命ホタルを育てています。親も何かできないだろうか」そんな思いで、伊藤さんはいろんな取り組みを始めました。「子供たちが大人になったときも、三和の豊かな自然が残っていてほしい。子供たちがふるさとへ帰ってきたとき、美しい自然で迎えてあげたいから」ふるさとを離れた子供たちに思いを寄せて、伊藤さんは話してくれました。 伊藤さんは、コンポストやぼかしを利用して生ごみを処理している。 |