まちの宝がまつりを彩る



今井泰志さん(牧野)
昨年の美濃加茂青年のつどい協議会会長.大蛇隊の隊長でもある。
ふるさととまつりを愛する熱血漢。



 みのかもには、たくさんの宝があります。人や歴史、文化…。これらをうまく活用すれば、みのかもはすばらしいまちになると私は思います。
 でも、私を含め、みんなはその存在をあまり知らないのが現実。もっとまちの宝を大切にして、みんなに自分のまちを愛する気持ちを強くしてほしいですね。
 住民の郷土愛が強ければ強いほど、そのまちのまつりはにぎやか。おん祭MINOKAMO中山道まつりでも、まちの宝を活用してみんなの関心を高めようと、数多くの催しを行います。
 たとえば、中山道太田宿にちなんで、将軍家に嫁いだ皇女和宮を主役にした時代行列を開催。花火大会会場では牧野太鼓保存会と御神火太鼓が太鼓を打ち鳴らし、手筒愛好会が手筒花火を打ち上げます。花火大会の最後には、どこの花火大会でも見られないほどすごい仕掛けの花火「大団円」で会場のみなさんを魅了。そして私たち大蛇隊は、脇本陣前と花火大会会場で、三和の大蛇姫伝説さながらに大蛇の舞を披露。さらに、駅前会場では盛りだくさんのイベント、商工会議所会場では企業イベントなどがあります。こんなに盛大にできるのも、まちのいちばんの宝である「人」が活躍してくれるからですよね。まつりの関係者すべてに、本当に感謝しています。
 おん祭MINOKAMO中山道まつりは、みんなのふるさと美濃加茂市のまつり。決して会場となる太田地区だけのまつりや旧中山道だけのまつりではありません。大蛇の舞を始めたのも、会場から遠い地区の人たちにもっと関心を持ってほしいからなんです。みんなでつくって、みんなで参加して、みんなで楽しんでこそまつりの意味があります。すべての市民が足を運んでくれるようなまつりにすることが、課題であり夢でもありますね。
 今年の夏、おん祭MINOKAMO`98中山道まつりは「夢と歴史の市民讃歌」をテーマに開催します。みなさんお誘い合わせの上、ぜひご来場ください。会場で会えるのを楽しみにしています。



大蛇隊の母体は美濃加茂手筒愛好会。手筒愛好会から生まれた御神火太鼓が太鼓を打ちならし、会員による手筒花火の打ち上げが勇壮に始まると、いよいよ大蛇隊の出番となる。(御神火太鼓は、みなさんの前で演奏するのは今年が最初。メンバーの熱演にご期待ください)



大蛇隊を先導する`98の大蛇姫
小原真紀さん(蜂屋町)

 昨年のおん祭MINOKAMO`97中山道まつりで大蛇の舞を見て、私すごく感激したんです。市外から遊びに来ていた友だちも「みのかものまつりってすごいんだね」と話していました。
 こうしてまつりにかかわることができて、とても光栄。みなさんの印象に残るような大蛇姫をつとめたいと思います。


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