水を汚さない。
   … 下水道と私たちのくらし …

水は生命の源。
私たち人間ばかりか、地球上のあらゆる生命にとって
なくてはならないものです。
下水道は、私たち、そして子どもたちに
美しい自然と快適な生活環境を約束してくれる
大切な施設です。

なぜ下水道が必要なの
 私たちのくらしをおびやかす自然破壊や環境汚染。その原因の一つに、生活排水などによる水質汚濁があります。
 下水道は、それらの汚水をきれいにして、河川や海にかえす施設。大切な自然と衛生的で快適な生活環境をつくるため、下水道は重要な役割を果たします。

現在の整備状況
 市では、市内全区域下水道化(平成28年度まで)を目指して整備を進めています。すでに供用開始となっている区域もあり、現在は普及率(下水道整備率)が約46.6%(基準:人口、平成11年4月1日現在)。水洗化率(下水道使用率)は約50.6%(基準:人口、平成11年4月1日現在)です。

いつから使えるの
 下水道の整備が終わって供用開始になると使用できます。供用開始になった区域では、建物所有者は、速やかに下水道への排水設備を整える必要があります。せっかくの下水道も、みなさんが使用しなければ「宝の持ちぐされ」になってしまいます。できるだけはやく排水設備を整えるようお願いします。

排水設備工事はだれに依頼するの
 工事には専門的な技術が必要です。市では、一定の技術水準を持つ業者を「下水道排水設備等工事指定店」として指定しています(表3)。工事は、指定店に依頼してください。

工事はいくらくらいかかるの
 工事の難易度や規模などによって経費が変わるので、具体的な金額は、業者から見積書をもらわないとわかりません。見積書は、複数の業者からもらうとよいでしょう。
 工事にはまとまった資金が必要です。そのため、市では融資あっせん・利子補給制度を設けています(表1)。ぜひご利用ください。

受益者負担金について
 公共資金によって下水道事業は進められます。しかし、下水道を利用できるのは、整備が終わった区域の人だけです。それでは、未整備の区域の人との公平性を保つことができません。そこで、下水道を利用できる区域の人に受益者負担金として建設費の一部を負担していただき、今後の下水道事業を進める財源とします。
 受益者負担金は、所有する土地の面積や建物に応じて所有者に負担していただきます。ただし、恒久的に負担するものではなく、一度だけ負担(一括納付・分割納付)するものです。

下水道使用料について
 表2を参考にしてください。

下水道の計画区域外は
 下水道の計画区域外は、合併処理浄化槽によって下水道化を進めます。合併処理浄化槽の設置には、補助制度もあります。詳しくは生活環境課(内306)にお問い合わせください。
 



水質汚濁防止法から (一部を紹介します)

(国民の責務)
第十四条の四 何人も、公共用水域の水質の保全を図るため、調理くず、廃食用油等の処理、洗剤の使用等を適正に行うよう心がけるとともに、国又は地方公共団体による生活排水対策の実施に協力しなければならない。


下水道法から(一部を紹介します)

(水洗便所への改造義務等)
第十一条の三 処理区域内においてくみ取便所が設けられている建築物を所有する者は…(略)公示された下水の処理を開始すべき日から三年以内に、その便所を水洗便所(汚水管が公共下水道に連結されたものに限る。以下同じ。)に改造しなければならない。

3 (略)くみ取便所を水洗便所に改造していないことについて相当の理由があると認められる場合は、この限りでない。



特集/水を汚さない。


水を汚さない。 … 下水道と私たちのくらし …
汚れた水のゆくえ(公共下水道の場合)

バックナンバー
Topに戻る