平成9年度 市の決算

経常収支比率    73.8パーセント

 経常一般財源に経常経費の財源が占める割合を示す比率。数値が低いほど財政に自由度があるといえる。70パーセントから80パーセント程度が標準的。


公債費負担比率    14.4パーセント

 経常一般財源に公債費が占める割合を示す比率。起債は国や県の認可が必要。比率が大きくなると借り入れできなくなることもある。


財政力指数    0.760

 市政に必要な標準的経費に対する市税などの財源の割合を示す数値。数値が高いほど財政力があるといえる。





監査委員による審査意見

● (市税、保育料、市営住宅使用料、国民健康保険料など)昨今の経済情勢の低迷から、ますます滞納が増加する懸念があるので、早めに滞納状況を把握し、きめ細かな徴収事務に努められるよう要望する。
●  市債発行額は、平成6年度にいったん減少したもののその後増加し、平成9年度では、歳入額に占める市債の割合が17・07パーセントとなり、財源を市債に求める傾向を示している。
●  全市下水道化事業、駅周辺整備事業など第3次総合計画の実現に向けた諸施策が推進されていると思慮された。
 しかしながら、国・地方とも財政事情は危機的な状況にあり、厳しい歳出の抑制措置がはかられている。さらに経済情勢をみても、政府の懸命の努力にもかかわらず依然低迷の域を脱し得ない状況にある。
 財源確保が極めて厳しい状況にあって、今後の国・県における行財政の動向や経済情勢を見極め、限られた財源を効率的に活用するためにも、各種施策の優先順位について厳しい選択を行い、「快適で活力ある個性豊かな都市づくり」の実現に向け、事務事業の合理化と経費の効率化に留意し、健全な行財政運営に努められるよう切望するものである。


『平成9年度美濃加茂市一般会計・特別会計決算並びに基金運用状況審査意見書』から


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