ふるい道と新しい道。
まちづくりは、道が主役。

道は、そこに住む人のくらしと深くかかわっています。道の持っている力が、まちに活力を与えます。ここに紹介する2つの道では、その力を利用してまちづくりが進められています。

ふるい道
道によるまちおこしを考えている人たちがいます。旧中山道太田宿の青年たちで構成される「中山道若衆会」。古くから歴史がある道とまちをみんなに知ってもらいたいと語る彼らは、市の企画・店舗改装など、さまざまな活動を通してまちおこしに取り組んでいます。
旧中山道は、毎年行われる「おん祭MINOKAMO中山道まつり」の主会場にもなります。道が地域のコミュニティスペースとして利用されることが少なくなった今日、このように地域に愛され、身近な存在として認められている道があることは、道のまち美濃加茂市ならでは。まつりの実行委員には、もちろん若衆会のメンバーも加わって活躍しています。「このまちに再び活気を取り戻したい」。情熱と行動力が、彼らの夢を実現へと導きます。

新しい道
これからのまちづくりで中心となる事業は、東海環状自動車道(仮)美濃加茂インターチェンジの整備です。この道路により、名古屋と名古屋近郊の都市とのネットワークが強化され、経済・文化の交流が盛んになります。周辺は(仮)平成記念緑のふれ愛広場(平成公園)・文化の森・山之上富士企業団地・中部台地土地区画整理事業(みのかもふれ愛TOWN)・(仮)伊深ニュータウンが計画され、広く注目されています。美濃加茂市は、中濃地域の中心都市としてだけでなく、将来は東海地域の核都市としての発展が期待されています。
市民のくらしにも関係しています。働く機会と場所が増える企業団地への企業誘致。人間性豊かなくらしをもたらす平成公園・文化の森。自然や景観との調和をめざした快適な住宅地として、新しい市民を迎えるみのかもふれ愛TOWN・伊深ニュータウン。交通がさらに便利になるインターへのアクセス道路整備。まちはこれらを引き金に活性化され、次世代に向かって大きく変わっていきます。


太田の道
市の目抜き通り

整備された歩道、立ち並ぶビルや商店。文字通り美濃加茂市の中心街として市民に親しまれている。

 
古井の道
みんなに愛される商店街

ふるさとの商店街という言葉がよく似合う古井駅前通り。毎年恒例の夏まつりは、たくさんの人でにぎわう。


蜂屋の道
国道418号線

東海環状自動車道(仮)美濃加茂インターチェンジができると、今まで以上に重要な幹線道路となる。

 
加茂野の道
国道248号線

朝夕を問わず交通量が多い。周辺は住宅地として急速に発展中。加茂野地区は、市内で最も人口増加率が高い。


山之上の道
丘陵地の迷宮

果樹園が広がる山之上町。園内の細い道は、同じような風景が続いていて迷子になりそう。梨狩りのシーズンはもう間近。

 
三和の道
生命線

市内から三和町に通じる道は、これ以外には伊深町大洞の道しかない。とても大切な三和町の生命線。


伊深の道
水路のある道

天王用水がそばを流れる伊深銀座。街並みに水路がよく似合い、水の流れる軽やかな音が聞こえる風情ある道。

 
下米田の道
川を渡る道

慢性的な渋滞が問題になっている新青柳橋。3月に開通した森山・今線(青柳大橋・写真)には、渋滞解消の効果が期待されている。



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