子育て支援のための
保育サービス計画

 未来をになう子どもたちが、個性豊かに未来への夢をはぐくむことができるように、人材の養成・確保などに努めます。


低年齢児保育

 現在0歳・1歳児保育は私立の3園で行い、2歳児を含めた3歳未満児保育は60人。目標年度の平成14年度までに0歳・1歳児について、施設を増加する中で入所枠の拡大に努めます。2歳児保育については、要望のある保育所で行います。目標年度の174人の3歳未満児を受け入れられる施設の整備と保母の確保に努めます。


一時的保育

 現在行っていませんが、平成14年には一日あたり約5人の利用者があると推計されています。目標年度までには、一時的保育のできる保育所の整備を目指します。


延長保育

 現在すべての保育所(14か所)で行っていますが、保育所によって延長時間に開きがあります。地域性も考え、一部の保育所では保育時間枠を拡大した保育ができるように整えます。


放課後児童教室(学童保育)

 現在4か所(太田・古井・山手小学校は通年、加茂野小学校は夏休み期間)で行っています。保育所で行っている長時間保育の動きや小学校の空き教室の状況をみながら、順次実施か所を広げていきます。


地域子育て支援センター

 多くの育児相談や育児に悩む保護者のコミュニケーションの場が求められ、今後は「家庭相談室」以外にも子育て・相談の場が必要になってくると思われます。まず保育所の空き部屋を活用し、専門の保母や有資格者を配置するなど「支援センター」としての機能を持ったモデルケース的なものの実施に向けて努力します。


乳幼児健康支援
デイサービスセンター


 子どもが病気などで施設を休む場合、保護者が仕事を休んで面倒をみるケースが非常に多く、1人あたり年間4・6日の休みをとっています。これからの子育て支援の課題ともいえる「仕事と子育ての両立」のため、保健・医療分野と連携し、病院などの医療機関に併設するようなデイサービスセンターを目指して具体化に向けて取り組みます。






児童館

 児童に健全な遊びを与え、健康を増進し、情操を豊かにするなど児童の健全育成のための総合的施設である児童館は、子どもだけの施設ではありません。母親同士・子どもと老人などの交流や育児支援のためのボランティア・サークルなどの育成の場としても大きな効果が期待できます。世代を越えた交流のできる施設を目指し、今年度の加茂野保育所移転改築に伴い、保育所に併設して建設します。今後も住民のニーズに対応して次の児童館の設置も目指します。



佐伯真理英さん(蜂屋町)

 延長保育のおかげで助かっています。保育所の先生方に負担をかけているので、仕事をやりくりして何とか午後6時までに来るようにしています。でもあと30分延長していただけたら…。それと土曜日もあと1時間延長して午後1時までになると本当にありがたいです。
 来年から二男が小学校に入学しますので、山手小の学童保育でもお世話になります。午後5時30分の終りの時間の延長と、夏休み中の高学年の子どもも含めた学童保育はできないでしょうか。連れ去りなど子どもが被害に遭う事件も発生しています。女性が安心して働けるような子育て支援をお願いします。

マザーリング
代表 加木屋恵美子さん(牧野)


 この集まりは、10年前母乳保育をしているお母さんたちが集まって話をすることから始まりました。子育てに対するいろんな不安を抱え、特に閉じこもりがちになる授乳期は、一人でくよくよ悩んでしまいがちです。こんな悩みを解消し、もっと積極的に子育てを考えようと…。
 活動は、みんなが今ほんとうに聞きたいこと、学びたいことが中心。春と秋に親子教室(月2回定員20人)を募集、牧野公民館を拠点に活動しています。 
 今年の4月からは互助会的な活動として、冠婚葬祭などで面倒がみられない会員の子どもさんを一時的に世話をすることも始めました。早く保育所で一時的保育をしてくれるようになるとみなさん喜ばれるのでは。         


特集/安心して健やかに子どもを生み育てるために

美濃加茂市児童育成計画
子育て支援策
保育サービスの現状と課題
保育サービス計画
他のバックナンバー
Topに戻る