美濃加茂市は平成24年11月1日、災害時に職員派遣や物資供給などで協力し合う「災害時相互応援協定」を、宮城県東松島市と結びました。東松島市役所で調印式があり、渡辺直由美濃加茂市長と阿部秀保東松島市長が協定書を交わしました。
協定は、災害の発生により独自では充分な応急対策などができないような場合に、職員派遣や資機材の提供、被災した児童・生徒の受け入れなどを相互に行うもの。美濃加茂市が単独で県外の自治体と災害時相互応援協定を結ぶのは初めて。
東松島市は、宮城県仙台市の北東に位置し南には特別名勝「松島」の一角を占めるなど風光明媚な景観が楽しめる人口約4万人のまち。東日本大震災の復興支援として美濃加茂市が最初に給水活動を始めたのがきっかけで、これまで、ボランティア活動や職員派遣などが続けられています。また、東松島市の特産である牡蠣と美濃加茂市の柿という「カキ」つながりで産業復興のための交流も行われています。
調印式で阿部市長は「震災後、給水活動に始まりボランティア、職員派遣などをいただき本当に感謝するとともに、美濃加茂市との絆の深さを感じています。まだまだ復興への道のりは長いですが、皆さんの気持ちに応えられるようがんばっていきたい」と話し、渡辺市長は「東松島市の復興を手本に生かしていきたい。今後は、お互いの英知を結集してともに発展していくよう末永いお付き合いをお願いしたい」と答えました。

みのかも取材日記