逍遙が残した足跡







風が吹いている。
まちづくりの
新しい風が吹いている。


「まちの活性化」「特色あるまちづくり」それは行政が進めてくれることではありません。市民と行政が協力してこそできることです。

なぜ坪内逍遙なのか
 みんなが誇りに思うことのできるまちにしたい…誰もが望んでいることです。そのためには、まちの財産を生かし、ここに美濃加茂市があることを全国に発信できるような、個性的なまちづくりをする必要があります。
 このまちの財産はたくさんあります。その中でも、全国にその名を知られる坪内逍遙が生まれたまちであることは、このまちだけの貴重な財産です。そこで、坪内逍遙を中心としたまちづくりを進めようと、平成6年、市制40周年を迎えて坪内逍遙大賞を創設。坪内逍遙生誕記念祭では、シェークスピア劇の上演が始まりました。

逍遙によるまちづくり
 単に坪内逍遙大賞を授与したり、シェークスピア劇を上演したりするだけでは、まちの財産を消費しているに過ぎません。このまちを訪れた受賞者や劇団に、市民を指導してもらう。市民はそういう機会に積極的に参加していろいろなものを吸収。それを自分たちの活動に生かす。このように、まちの財産をうまく生かせば新しい財産を生み出せるし、全国に発信できるものが芽生えます。まさに、まちづくりの理想型といえます。

新しい風が吹く
 そんな理想的なまちづくりを進めているのが、「声のドラマ`97」実行委員会です。昨年坪内逍遙大賞を受賞した声優・加藤道子さんの朗読講座をきっかけに、急激に盛り上がった朗読人気。そこで、朗読や読書にかかわっている市内のグループやボランティアなどによって実行委員会が結成され、今年「声のドラマ`97」と題した朗読講座を主催。さらに今月末には『第一回朗読フェスティバル』を開催します。
「朗読をこのまちの文化として定着させたい」と話す実行委員会。朗読フェスティバルも将来は全国規模に、と関係者の期待が高まります。

 だれもが楽しく参加できる、それがまちづくりの基本。参加するよろこびはやがて住む人の誇りとなります。
「美濃加茂市ってどんなまち?」
と聞かれたときに胸を張って答えられるような、そんなまちづくりをみんなの手で進めたいですね。


今年改装された、太田小学校にある「逍遙山つばきの部屋」。
 逍遙に関するたくさんの資料などが展示されている



逍遙のふるさとに新しい風が吹く 目次

逍遙のふるさとに新しい風が吹く 第4回坪内逍遙大賞受賞記念 朗読講座 坪内逍遙生誕記念祭
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