ブックタイトル広報みのかも11月号

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広報みのかも11月号

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広報みのかも11月号

問●文化の森? 28-111019イラスト:渡辺崇(日本画家/文化の森学習係)イチモンジタナゴ(コイ科)春になると大変美しい色になる魚です。川辺ダムや木曽川のワンド(河川敷にできた池状の入り江)に多いのですが、現在見られるものは琵琶湖産アユの放流に混じってきたものだということがDNAの解析で分かっています。こうした、日本国内の他地域から持ってきた生き物のことを「国内外来種」と言います。イチモンジタナゴは、琵琶湖では外来魚の増加と湖岸開発によってほぼ絶滅してしまったため、美濃加茂に琵琶湖産が生き残っているのは貴重な存在だと言えます。しかし、その一方で、岐阜県に昔からいたイチモンジタナゴの姿を見ることはできません。琵琶湖産が生き残った代わりに、岐阜県産がむかいたかひこ滅びてしまったという現実を、私たちはどう考えればいいのでしょうか。(美濃加茂自然史研究会向井貴彦)2018.112