ブックタイトル広報みのかも09月号

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広報みのかも09月号

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広報みのかも09月号

イラスト:渡辺崇(日本画家/文化の森学習係)変わりゆく自然問●文化の森? 28-1110秋の気配が濃くなる頃、アサギマダラというチョウを文化の森でもみかけるようになります。アサギマダラは暖かい地域に生息するチョウです。春から夏にかけて、南の方から日本列島を北上し、その生息域を広げていきます。そしてまた、秋の深まりと共に、冬を越すために集団で南の暖かい地域に移動する習性があります。この地域はその移動の際の休憩地になっているようです。ところが近年、厳冬の山森で越冬するアサギマダラの幼虫を複数見るようになりました。こうした現象は他の昆虫や動植物にも見られます。真冬の木曽川畔でツバメが群れて飛んでいる姿も観察されています。私たちの住んでいるこの地域にも温暖化による自然わたなべやすの変化が少しずつ、しかも確実に表れているようです。(美濃加茂自然史研究会渡邊泰久ひさ)172018.92