ブックタイトル広報みのかも06月号

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広報みのかも06月号

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広報みのかも06月号

2018.75この制度は、地域と連携して特色ある教育活動を展開している少人数の小学校へ、通学区域外からの就学を認めるものです。昨年4月から始まり、自然豊かな市北部に位置し全校児童数が少人数の伊深小学校と三和小学校を小規模特認校に指定。地域との交流を通じた体験学習など、小規模校ならではの学習環境を提供しています。また、個別対応による丁寧な指導をはじめ、クラスで発言をする機会が一日の中で必ずあることから、児童に積極性が生まれ、クラスの中で当番や役割も必ず割り当てられることから、リーダーとしての素地が培われています。国語や算数は学年別のさらに少人数のクラスで、その学年に応じた教科書で学習しています。昨年の受け入れ開始から今年度までの2年間で、市内の他の地域に住む5人の児童が、この制度を利用して通学しています。市では、誰もが決められた通学区域の学校へ就学することが当たり前となっていましたが、昨年度からこの小規模特認校制度を導入。小規模だからこそできる学習形態や、学校生活に対して魅力や特色があると考え、それらを、市内の他の地域で暮らす児童たちにも活用できる機会があるとよいと考えた結果です。5月1日現在、市内にある大規模校では700人に近い児童数となっていますが、伊深小学校の児童数は62人、三和小学校の児童数は22人です。また、これまでの説明会で必ずと言っていいほど話題になるのが、「通学方法」についてです。児童の通学は安全を第一に、保護者の責任と負担において行っていただくようお願いをしています。市内の他の地域からこの2校までは自家用車で片道20~30分あれば到着できる距離ですが、それでも通学という毎日のことになると保護者の負担は大きくなります。小規模特認制度を選んで利用をしている保護者のアンケートに、こんなご意見がありました。「毎日の送迎は、正直負担にならないと言ったらウソになります。でも、車での送迎中は口下手な息子とゆっくり話ができる大切な時間だと感じています。」通学途中の車で、親子の会話が育まれているという素敵なご意見です。さらに今年度は、あい愛バスのダイヤ改正により、小規模特認校の始業小規模特認校制度とは時間に間に合うようになりました。保護者の都合がつかない場合でも、あい愛バスを活用して、通学ができるようになったのです。ほかにも、説明会ではPTAの活動や行事への参加が負担になるのではという話題もありました。伊深小学校、三和小学校のPTAの皆さんには、小規模特認校制度のPR役を積極的に買って出ていただいており、制度を利用して就学する児童を受け入れ、一緒に活動することを楽しみにしてくださっています。10月から来年度の小規模特認校制度の利用者募集が始まります。市内で暮らす新1年生から新5年生までが対象となります。子どもたちの感性や個性を伸ばすきっかけとして、皆さんもこの制度を利用してみませんか。雨の日の休み時間は、体育館で運動校外学習では、地域のことをくまなく学習大自然はすぐそこにホタルの飛翔観察は三和小の伝統行事雨の日の休み時間は、体育館で運動校外学習では、地域のことをくまなく学習大自然はすぐそこにホタルの飛翔観察は三和小の伝統行事