ブックタイトル広報みのかも03月号

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広報みのかも03月号

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広報みのかも03月号

問●文化の森? 28-111011イラスト:渡辺崇人の手でよみがえる里山この時期、山すそ一面にカタクリの花が咲く場所があります。ここは数年前までまったく花のない場所でした。なぜこのようにカタクリが増えたのでしょうか。地区の人たちが斜面の上にある石仏さまに歩いて行けるようにするため、そしてイノシシが田畑に来ないよう山際に防御の柵を張るため、この場所では山林の下草を刈ったり、雑木の伐採をしたりして人が手を加えてきました。やぶすると今までうっそうと茂っていた藪がなくなり、木々の間から木漏れ日が地面に届くようになりました。カタクリの花が見られるようになったのは、ちょうどその頃から。この場所には、昔はもっと多くのカタクリの花が咲いていたことでしょう。そしてその花の蜜を求めて、ギフチョウも飛んでいたことでしょう。人が少し力を貸すことで、本来の森、自然の姿が戻ってきます。わたなべやすひさ)(美濃加茂自然史研究会渡辺泰久2018.32