ブックタイトル広報みのかも10月号

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広報みのかも10月号

7 2017.10▲青少年ピースボランティアによる解説に楽しく学校に行き、おいしいご飯を食べられることや、朝起きて昨日と何も変わらない一日を過ごせること、私たちが当たり前だと思っている毎日が、どれだけ平和なことなのか、とても深く感じました。家族など大切な人と一緒に居られることも、小さな平和だと思います。これからも、こうした平和が続くよう、私たちが原子爆弾の恐ろしさを伝え、世界から核兵器が無くなることを願っています。Report 02西中学校3年山田凌平Yamada Ryouheiこれまで平和や原爆について、普段は授業やテレビなどでしか関わることがなかったけれど、今回の派遣の中で、講話や式典参列などを体験し、原爆の恐ろしさや平和であることの大切さを改めて感じました。講話の中では、原爆によって3キロ以上離れた地点でも爆風が吹き、爆心地から1キロ離れた地点ではほとんどの住宅が崩壊、人口24万人のうち、約14万9千人の死傷者があったとの話がありました。この話を聞いて、普段通り何ピースフォーラムを通して気なく過ごしていた人たちが、一瞬のうちに灰になってしまったり、大やけどを負い苦しみながら亡くなったりする状況をつくり出した原子爆弾は恐ろしい、これが地球上にあってはいけないと強く感じました。しかし、その事実も近年忘れられつつあります。その場にいなければ、本当の悲劇は分かりません。でも、今生きている若い人たちがさらに後世に伝え、もう二度とヒロシマ・ナガサキのような悲劇を起こさないようにしなければなりません。事実を残し、伝えることが、今を生きている僕たちの役目だと思います。Report 03東中学校3年安藤美彩Andou Misaあなたの幸せはなんですか?という質問に対し「朝起きて何もなく平凡な一日が過あなたの幸せぎていくこと」と被爆者の深堀さんはおっしゃいました。私たちは三日間、平和について学びました。遺体の写真、骨がくっついてしまったヘルメット、目を背けたくなるようなものを見てきました。人を、人がつくった物を、人が造った恐ろしい兵器で消してしまう。72年前に起こった事実を目の当たりにしました。その中で心に残ったのは、長崎での青少年ピースボランティアの存在です。彼らは平和を世の中に訴えていこうと活動していて、2日間たくさん関わって下さいました。高校生や大学生が多く、自分と近い世代の人が平和について活動していることを初めて知りました。そうした人たちからの話は、何か私の心に刺さるものがありました。私の幸せも、みんなの幸せも、続く未来を作るために、私の世代だからこそ、平和について他人事ではなく、真剣に向き合える人間でありたいと思います。次世代へつなぐ平和への思い特集02