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概要

広報みのかも1月号

62017.1「無事故・無違反で安全運転をしているから大丈夫」と、自信を持っていても、事故が起こることがあります。それは、相手の不注意などで予期せぬ事態が起こる場合があるからです。運転に慣れてくると、「誰もいないだろう」「止まるだろう」という「だろう運転」になりがちです。いくら交通ルールを守っていても、注意力を欠いた漫然運転をしていると、突発的な出来事への対応が遅れます。「車や歩行者が出てくるかもしれない」と、常に注意を払っておけば、予期せぬ事故を回避できるかもしれません。警察庁の調べでは、時速60キロで走行中の自動車が壁などに衝突した場合、ビルの14階から落ちたときと同じ衝撃を受けるという結果が出ています。これが対向車との正面衝突となれば、衝撃はその何倍にもなります。シートベルトを着用していなかった場合、ガラス窓を突き破って車外に投げ出される割合は、ベルト着用者の約21倍。子どもは特にその割合が高くなりますので、身長140センチ未満の子どもは、年齢に合わせた幼児用補助装置(チャイルドシートなど)を必ず着用させてください。私たちの命を守るシートベルト。「後部座席のベルト着用は高速道路走行のときだけでいい」は間違いです。運転者は、全ての座席で同乗者にシートベルトを着用させることが法律で義務付けられています。後部座席でもシートベルトを着用しましょう。自動車を運転しているときに、歩道がある道路で自転車が車道を走行していたらどう感じますか。「歩道を走ればいいのに」と思っていたとしたら、それは間違いです。自転車は車道を走行するもの。対向車が来ないことを確認したうえで、十分な距離をとって避けてあげるようにしましょう。法定速度で運転しているのに、「邪魔だ」とばかりに車間距離を詰める運転や、無理な割り込みをするなどの身勝手な行為は、周囲に動揺を与え、安全な運転に支障をきたす原因となります。道を譲ってあげる気持ちのゆとりと、笑顔で会釈する感謝の心が安全なまちをつくります。私たちが普段運転する自動車や自転車は、とても便利な乗り物です。しかし、注意力を欠いた漫然運転をしてしまった途端に、便利な乗り物は人を傷付ける凶器に姿を変えます。自分だけでなく、他人や家族の人生も狂わせてしまう交通事故の根絶は、私たちみんなの願い。一人一人が思いやりの心を持って安全運転を心掛けましょう。「かもしれない」を意識する後部座席でもシートベルトの着用を自転車は車道?それとも歩道?「思いやりの心」が事故を減らす自宅敷地内の庭木が道路にはみ出しているお宅はありませんか。枝葉などが道路にはみ出していると、見通しが悪いだけでなく、歩行者や自転車は車道に出なければ通行することができず大変危険です。庭木をこまめに剪定することも、地域の安全への思いやりの一つなんですよ。安全への思いやり