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概要

広報みのかも1月号

5 2017.1平成27年1月から12月まで、市は昭和42年以来48年ぶりに「1年間交通死亡事故ゼロ」となりました。しかし、その8カ月後の昨年8月に、軽自動車と衝突した60歳代男性が死亡するという痛ましい事故が発生しました。現場は見通しのよい道路。ちょっとした不注意が、重大な事故を引き起こす結果となってしまったのです。早い段階から十分に注意をしていれば、こうした事故は防ぐことができていたかもしれません。交通事故の主な原因としては、相手の存在を確認していたにもかかわらず注視を怠る「動静不注視」や「安全不確認」などが挙げられます。これらを含め、運転者の安全運転義務違反によるものが全体の約75%となっています。「自分は大丈夫」といった慢心が注意力を低下させ、交通事故を引き起こす結果となるのです。近年では、携帯電話やカーナビゲーションなどの操作をしていたために起こった事故も増加しています。通勤や通学のとき、遅刻しそうになって焦った経験はありませんか。午前7時から9時ごろは交通事故の多い時間帯です。信号待ちにイライラし、無意識にスピードが出てしまうという人もいるかもしれません。心にいら立ちや焦りがあ交通死亡事故ゼロもその後、死亡事故が発生交通事故の主な原因は「不注意」と「慢心」焦りが生む危険、ゆとりから生まれる安全運転る状態だと、私たちの視野は極端に狭まり、注意力が低下します。その結果、普段通い慣れた道でも事故の危険度は急激に増加します。また、午後4時から8時の夕暮れどきも事故が多発する「魔の時間帯」です。日没前後は、交通量の増加に加え見通しが悪くなります。早めのライト点灯は、自分のためだけでなく、周囲に存在を知らせることにもなりますので、日没前からライトを点灯するようにしましょう。「朝は少し早めに家を出る」「歩行者信号が点滅したらブレーキをかける」「歩行者には道を譲る」など、心にゆとりを持った行動をとると、自然と安全運転になります。焦りそうな状況のときこそ、一息ついてみましょう。交通事故を起こしてしまったら、その何倍もの時間と、明るい未来を失うことになります。