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概要

広報みのかも10月号

2016.10現在、美濃加茂市の合計特殊出生率は1・57%と、全国・岐阜県内と比較すると高い水準ですが、人口を維持していくために必要とされている2・07%には届いていません。人口の微増を続けている美濃加茂市ですが、一方で、2030年頃を境に減少段階に入るのではないかともいわれています。一人でも多くの人に「美濃加茂で子どもを産みたい」「美濃加茂で子どもを育てたい」と思ってもらえるよう、美濃加茂版ネウボラでは、妊娠や出産、子育てに対する不安や課題の解消に向けた取り組みを行っています。また、フィンランドと同じ担当者制を採用し、担当保健師をはじめ、歯科衛生士や栄養士などの専門職スタッフが、ささいなことでも安心して気軽に相談できる体制と雰囲気づくりを実践しています。美濃加茂版のネウボラ11一口に少子化といいますが、その原因は、健康に関することや経済的な負担など個人の問題から社会が抱える問題までさまざまです。これらの課題をすぐに解決することは困難かもしれませんが、私たちは、不安や悩みを持つ皆さんに寄り添うことを心掛けています。美濃加茂版ネウボラでは、具体的な課題から「なんとなく」不安だけど、言葉にできない様な悩みまで広く受け入れることができるような体制づくりを進めていきます。日本一子育てしやすいまちを目指して…。子育て先進市を目指して■こころのケア1妊娠後の母子健康手帳交付時に、担当となる保健師と母子保健推進員をお知らせし、相談にお応えします。2母子保健推進員や保健師が出産1カ月後までに出産おめでとうコールで産後の様子を確認、保健師と協力しながら早期に不安や疑問を解決します。3産後3カ月までにすべてのお宅を訪問し、子育てに関する相談にお応えするとともに育児環境を確認し、適切なアドバイスを行います。■子育て支援施設(ネウボラ拠点)総合福祉会館内のサンサンルームをはじめ、三和町のほたるの広場や加茂野児童館など拠点となる子育て支援施設の整備を進めていきます。ゆったりとしたスペースで切れ目のない支援や家族の交流ができる場を提供します。今年度はサンサンルームで妊婦相談や乳幼児相談を始めましたが、その他の子育て支援施設も順次予定しています。その他の地区にも出前講座などで保健師を派遣して皆さんの子育てを全力でサポートしていきます。■環境、仲間づくり1マタニティクラス…出産時に助けになる呼吸法やリラックス法を学ぶほか、マタニティ期によくある腰痛や便秘などの解消にもつながるマタニティヨガも行います。また、妊婦さんの不安や心配に保健師・助産師・歯科衛生士・栄養士がお答えする妊婦相談会では、「漠然とした不安がある」「誰かと話がしたい」など、どんな相談ごとでも受け付けしています。また、お産や母乳のこと、赤ちゃんとの新生活のことなど、妊娠中も出産してからも疑問や不安はつきもの。そんな不安を助産師に相談したり先輩ママたちの話を聞いたりする助産師相談会も開催しています。2もうすぐパパママ教室…初めてお父さん、お母さんになる人を対象に、2人そろってこれからの育児についての知識を身に付けることができる教室です。お父さんによる妊婦体験、赤ちゃんの沐浴(もくよく)練習などができます。3乳幼児相談…「なんでも相談会」と題し、お子さんの発育や発達確認、離乳食・幼児食など食について、歯磨きや歯並びのこと、健康相談など、お父さんやお母さんの「気になる」ことに対して、保健師や栄養士、歯科衛生士がお答えします。i◎サンサン乳幼児相談子育てに不安や心配がある人の質問に保健師、歯科衛生士、栄養士がお答えします。日程などの詳細は、15ページの保健行事カレンダーでご確認ください。私たち専門職スタッフにお気軽にご相談ください。