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概要

広報みのかも6月号

5 2016.6東日本大震災から5年、東北地方を中心とする被災地は、復興への道を着実に歩んでいます。美濃加茂市でも被災地の復興を支援するため、平成23年9月から職員を継続的に宮城県東松島市へ派遣しています。東松島市とは東日本大震災時に美濃加茂市が最初に給水活動を始めたのがきっかけとなり、平成24年11月に災害時相互応援協定を締結しました。今年度も、事務職員1人を東松島市へ派遣し、被災地の復興を行政面から支援しています。3・11あの日を忘れない美濃加茂市から続く被災地支援自分の命は自分で守る、「もし起こったらこうしよう」という準備が必要です。災害はいつ起こるか分からないもの。また、これまで私たちの身近で大規模な地震災害が発生していないことからも、心のどこかに「地震災害に備える」ということを忘れているように感じます。今回、熊本県で震度七の地震が二回も発生し、いまだ余震が収まらない地震の恐ろしさを、突如鳴り響くテレビの地震速報などで、皆さんも感じられたのではと思います。このような時だからこそ、「備え」について今一度考えてみましょう。非常時用の水や食料を用意しておく。緊急時の連絡方法や集合場所を決める。家具が転倒しないように固定する、などできるかぎりの準備をしておくことが重要です。また、市内全域で開催する防災訓練に参加することも重要です。自分が暮らす地域は地震や水害が起きたとき、どこに避難すれば良いか、どこが災害が起こりやすい場所なのかを訓練から学び、地域ぐるみで災害に備えましょう。災害への心構えと備え東松島市役所税務課(美濃加茂市から派遣)中林健なかばやしけん東松島市役所で住民税に関する業務をサポートしています。私の所属している税務課は職員18人中、4人は他自治体からの派遣応援職員であり、まだまだ復興事業に対して多くの人材を必要とする状況が続いているところです。最近はニュースなどで東日本大震災関連の話がでてくることは少なくなりましたが、東松島市も沿岸部では津波の爪痕が色濃く残り、住宅街があったとは思えないほどの広大な荒れ地が広がっています。また、5年経った今でも、津波被害を受けたことが一目で分かる家に住んでいる人もいます。未だ復興段階の東北のまち時間の経過とともに災害に対しての記憶が薄れていく部分はあると思います。ですが、こうした震災を忘れないようにすることも、被災地復興に向け、私たちができることの1つではないでしょうか。このハザードマップは、土砂災害警戒区域や大雨によって河川が増水し、堤防が決壊したり越水したりしたときに浸水が予測される範囲を示したものでpick upす。自分の住む土地がどういった災害が起こりうる場所であるのかを知ることが大切。日ごろから、災害に対する準備をすることで、身近に危険が迫ったときに、安全に避難できるようにしておきましょう。なお、このハザードマップは市役所の防災安全課や毎年10月に実施している防災訓練の各会場などで配布しているほか、市ホームページからもダウンロードできます。今一度ご確認を!美濃加茂市ハザードマップ