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概要

広報みのかも6月号

22016.614鎮守の森と森のタワーみのかも文化の森のタワーは、小高い丘の上に立っています。森の中からニョキッと三角屋根をのぞかせているのが特徴です。遠くからでもその姿を見つけることができ、美濃加茂市のランドマークといえます。この地は、かつて加茂神社の鎮守の森として、大切に守られていた場所です。春になるとツブラジイが森を黄金色に輝かせます。ツブラジイが多くある森は、長い間人の手が加わらない極きょく相そう林りんと呼ばれます。寛政一二(一八〇〇)年の「蜂屋村之図」(個人蔵)を見ると加茂神社のある辺りは、樹木が覆い茂っており、江戸時代から既に森として残っていたことがわかります。長く鎮守の森として守られた場所に近代的な建物が出現したことによって、自然と人との新たな景観を作り出しました。文化の森のタワーとそこに広がる森の姿は四方から見ることができ、美濃加茂の新たな風景になりつつあります。