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7 MINOKAMO 2016.2.1いつまでも、このまちで特集01ちょっとした生活支援はご近所同士で助け合いながら行い、資格をもったホームヘルパーさんは身体介助など専門分野に特化してサービスを提供していただくような体制づくりが理想とされています。このようになれば、利用者には経済的な負担の軽減が期待できますし、何より地域の中での日常的な関わりが高齢の人には心強いものとなるのではないでしょうか。しかし、これを実現するためには、日ごろから地域で支え合いや助け合いの意識を持ち、良好な人間関係を作り上げていくことが重要になります。そのため、総合事業のもうひとつの柱である一般介護予防事業では、そのメニューのひとつでもある「地域介護予防活動支援事業」に力を注ぎます。これはその名前のとおり、地域で行われる介護予防のための活動を支援する事業で、例えば市の介護予防教室を経た介護予防活動を行う自主サークルがいくつもあり美濃加茂市は、今月から総合事業をスタートしました。この事業は、これから訪れる超高齢化社会を、住民と民間事業者と行政が協力して、地域ぐるみで支えていこうというものです。そのため、介護予防・生活支援サービス事業も一般介護予防事業も「地域づくり」をキーワードとした取り組みが求められています。「介護予防」と「地域づくり」は、一見結びつかないように感じますが、介護予防というのは健康的で活動的な生活を維持していくことと言えますので、日常生活の過ごし方と大きく関係します。そして、日常生活というのはお住まいの地域の中にあって、特に高齢の人ほど地域に密着した生活を送ってみえると思います。このように考えていくと、介護予防と地域づくりは、切っても切れない関係だと気付くことができます。例えば、介護予防・生活支援サービス事業では、ごみ出しなどのますので、うまく運営していけるように支援していきます。こうした仲間同士の小さな集まりがつながって、「支え合い」のできる地域に育っていくことを期待したいと思います。地域の中で皆さんが支え合う関係づくりは、一朝一夕にはできません。その第一歩を今すぐに進める必要があります。「いつまでも、このまちで」暮らしたいと思い、そして暮らしていけるような地域づくりを、総合事業を通して共に進めていきましょう。総合事業のこれから―超高齢化社会に向けて―藤井浩人美濃加茂市長Fujii Hiroto