ブックタイトルkoho_12

ページ
2/36

このページは koho_12 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

koho_12

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

koho_12

「やまが」の夕日季節が秋から冬へと移り変わる季節、幕引山にゆっくりと沈む夕日があたりを赤く染めていきます。秋の深まりとともに下米田地区で見られる風景です。県道可児金山線を高山方面から美濃加茂市に入ると、南へまっすぐに伸びる道となります。このあたりで山間から田園へと風景が変わり、視界が開けた空間になります。美濃加茂盆地の入口です。東側には白山があり、西側には通称・幕引山と呼ばれる幅広く連なった小高い場所が見えてきます。幕引山は、高さ約30mの崖が連なったもので、頂上付近では美濃加茂市と加茂郡川辺町の境界になっています。遠い昔、飛騨川の浸食で形づくられた地形です。この地域は、歴史学者の津つ田だ左そ右う吉きち博士が少年時代を過ごした場所です。津田博士は、故郷である下米田地域のことを「やまが」と表現していました。近年、東海環状自動車道、大型店舗や住宅の増加など当時とは景観が変わってきています。左右吉少年が見た当時と現代の風景が大きく変わっていたとしても、この地から見る夕日は同じ色に見えるのではないでしょうか。今日も幕引山に大きく、きれいな夕日が沈んでいきます。問みのかも文化の森/美濃加茂市民ミュージアム?28-1110美濃加茂新24景082MINOKAMO 2015.12.1