ブックタイトルkoho_11

ページ
6/36

このページは koho_11 の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

koho_11

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

koho_11

西中学校3年たつき野達基さんあまの天戦争は残念なものです。戦争は何十万という人に悲しみや痛みを与え、何万戸もの家屋を破壊しました。戦争はゲームとは違います。一発の爆弾で何万もの人が亡くなります。でも、亡くなった人は消えません。その人の跡が、思いが残ります。生きている人たちがその思いを、悲しみを背負って生きていかなければなりません。それは僕たちも同じです。僕たちは戦争体験者の人たちから直接話を聞ける最後の世代といわれています。今、日本は核兵器も持っていませんし、戦争も起こっていません。でもそれは、戦争を学ばなくてもいい理由にはなりません。もちろん、戦争を伝えるのに勇気がいるように、学ぶのにも勇気がいります。ですが、学ぶ環境が整っている今、一度、そういったことが学べる場所に足を運んでみてください。そして学んだ事を周りに伝えていってください。そして、皆で誓いましょう。戦争はもう二度と起こさないと。渡東中学校3年あやな邉綾菜さんわたなべこのピースフォーラムを通して、「語り継ぐことが私の使命」と強く感じ、決意しました。今、戦争体験者が数少ない中で私たちは、被爆者の声を聴くことができました。「原爆を思い出したくない。」そんな気持ちもありながら私たちにお話をしてくれました。今の広島や長崎の町並みからは実際に原爆が投下されたとは考えにくいです。そんな中で原爆ドームや資料館、祈念像などがあることで戦争について学ぶことができるのです。私は、改めて平和への取り組み、悲惨さを物語るものの大切さを知りました。だからこそ「私が学んだことを私だけで終わらしてはいけない」そう強く感じたのです。また、平和祈念式典では核兵器への強い思い、原爆、平和に対する気持ちが溢れるほど伝わり、私も少し胸が苦しくなりました。テレビで見るのとその場にいるのでは本当に大きく違いました。これが実際に行ってみることの大切さであり、本当に貴重な体験ができました。これからも私は、戦争について学び、考え伝えられる人間でありたいです。今年度、美濃加茂市から派遣した市内の中学生5人による現地報告レポートを紹介します。被爆地で見て、感じて、そして平和について考える「青少年ピースフォーラム」。私たちは、平和の大切さを未来へとつないでいきますMINOKAMO 2015.11.16